2023年も6月に入りました。3月決算の管理組合は総会を経て、新しい期最初の理事会が開催されることだと思います。管理組合は区分所有者から毎月お預かりしている管理費を財源に活動を実施しています。主な支出先は管理委託契約に基づく管理会社への支払いになります。しかし、管理組合の会計業務は管理会社に委託しているため、管理会社は管理組合の口座から自らの口座へ資金を振り替える形になります。このようなお手盛りの業務は不正が生じやすいので、理事が管理会社の業務をきちんとチェックする必要があります。具体的には管理会社が振込む前に理事長を含む複数の理事が精査し押印するなどの仕組みが考えられます。区分所有者の共有財産が毀損させることが無いよう十分注意が必要です。