• ♡所有マンションの資産価値を守るために♡

2023年あけましておめでとうございます

今年も区分所有者や管理組合理事の皆様に有用な情報を提供できるよう力を尽くして参ります。皆様が所有するマンションの資産価値を維持できるよう取り組んで参りますので、よろしくお願い致します。

今年のキーワードは「マンション管理適正評価制度」と「第三者管理方式」になると思われます。2022年の後半から既に、マンション管理業界隈から聞こえてきていますが、2023年に入りこの流れは更に加速するものと思われます。いずれも、区分所有者の高齢化に伴う理事のなり手不足により、管理組合が機能不全になることを憂いて、大手管理会社が主導してこの流れを作っているという背景があります。「マンション管理適正評価制度」は一見、マンションの評価のように見えますが、実際は管理会社のランキングになります。評価項目の殆どは、管理組合が管理会社に委託している内容になりますので、顧客マンションにいかに星5つ(高評価)を取らせることができるかは、管理会社の実力如何によります。積極的に登録申請をすることで、管理会社の本気にさせ、マンションの資産価値維持に繋げていきましょう。「第三者管理方式」は専門家に管理組合の運営を委ねることを意味します。区分所有者が輪番で自ら管理組合の理事に就任する「理事会方式」より管理費も修繕積立金も値上がりします。単純に理事会運営を委託する費用が嵩むだけでなく、相見積もりの取得や、コンペが実施されなくなることで、効果的かつ効率的な発注が阻害されます。従って、ファミリー向けの一般マンションで普及させることは困難だと考えます。管理組合としては、「理事会方式」を維持する一方、管理会社に適切に業務を履行させることで、マンションの資産価値維持に繋げていきましょう。何れの問題でも管理会社との意思疎通及び、協力関係が不可欠です。管理組合と管理会社が目標を共有することで、マンションの資産価値を守っていきましょう!