2022年も12月に入りました。早いもので、今年も残すところ１ヵ月を切りました。2022年４月からマンション管理を評価する制度がスタートしました。自治体が行う評価制度（マンション管理計画認定制度）と、マンション管理業協会が行う評価制度（マンション管理適正評価制度）があります。前者は自治体によって現時点で参加できるマンションが限られておりますが、後者は全国のマンションが対象となり、★の数（★5～★1）で評価されます。本日（2022年12月5日）現在、全157件が登録されており、内★5が51件、★4が63件、★3が39件、★2が4件となっております。ポイントは委託管理会社の社名が表記されていることにあります。これを見れば優秀な管理会社が一目瞭然になります。一見マンションの評価制度であるように見えますが、実際には、管理会社の格付けであると言っても過言ではありません。マンションの資産価値を維持・向上させるためには、管理組合と管理会社が目標を一にして協力し合うことが必須です。その点本制度は、マンション管理会社の同業者団体（マンション管理業協会）が主催する評価制度なので、本制度で★5を獲得することを目標にすることで、「同業他社よりも★5をより多く獲得したい」管理会社の強い動機付けになります。管理組合としてはこの動機を利用することで、管理会社により真剣に業務にあたらせることが可能となります。尚、評価の有効期間は１年間なので、万一★5が取れなかった場合は、次年度獲得できれば問題ありません。従って、本制度への登録することによるデメリットはほとんど無いと考えます。マンションの資産価値維持・向上を目的に積極的に同制度への登録を申請しましょう！